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海外ミステリーを読む(その40) [└ミステリー]

アガサ・クリスティ(1890〜1976)の『検察側の証人』です。
発表年は、1953年。『Witness for the Prosecution』

220ページの短い作品です。
しかも、戯曲なので、セリフ回しで書いてあり、文字数が少ない。
あっと言う間に読めてしまいます。

すごい「どんでん返し」というのが、一番の特徴。
もちろん、そのつもりで読んでいました。
そして、裏のその裏ぐらいまで、
よし!分かった、フフフッと思っていたのですが、、、。

クククッ、なんと、その裏の裏をかかれてしまいました。(|||_|||)ガビーン
ん〜、てことは真実はどっちなんだ、、、?

典型的な法廷劇です。
法廷劇といえば『十二人の怒れる男』をまず第一に思い浮かべますが、
あれも、ドンデン返しで、その終わり方の印象(感覚)に似たものを感じました。

余談
12月にBS2で、アガサ・クリスティー特集があるそうで、
ポアロ、マープル登場作品がオンエアされます。
前に読んだ『書斎の死体』なんかもあるので、
どう映像化されているか、興味のあるところです。

検察側の証人

検察側の証人

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/05/14
  • メディア: 文庫


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コメント 6

翠

この作品はホント、最後の最後で大どんでん返しですよね。
まさかあんなラストが待っているとは思っていませんでした。
by (2006-11-27 00:20) 

ニライカナイ店主

こんにちは。
この作品もある意味逸品ですね。昔読んで「おお!」と思いました。
私もBSの特集、楽しみにしています。ポアロのほうはDVDでも本でも
かなり読んでいますが、ミス・マープルを映像で見る機会がなかったので。
by ニライカナイ店主 (2006-12-01 07:11) 

YumYum

翠さん、いらっしゃいませ。
そう、まさか、あんなラスト、、、。
これは、絶対、読んでいない人には言ってはいけませんね。ミステリーは大概そうですが、この作品は特にそう思います。
by YumYum (2006-12-01 20:36) 

YumYum

ニライカナイ店主さん、いらっしゃいませ。
そうですね、小品ながらよくできています。
戯曲なので、舞台配置なども書かれているのですが、
お芝居(舞台)で実際に観てみたいですね。
BSの方も、楽しみです。
by YumYum (2006-12-01 20:45) 

いちプロ

はじめまして!いちプロと申します。

ビリー・ワイルダーが、これを映画化しています。
「情婦」という邦題で、ミステリー映画の傑作です。
容疑者の青年を大スターのタイロン・パワー
妻をマレーネ・ディートリッヒ
弁護士を名優チャールス・ロートンが演じています。
このロートン弁護士が実に上手いのです。
ビデオ・DVDになっていると思いますので
よろしければご覧ください。
by いちプロ (2007-06-12 18:14) 

YumYum

いちプロさん、いらっしゃいませ。
お返事、遅くなりました^^
タイロン・パワーにマレーネ・ディートリッヒですか、古き良き時代の映画ですね。漢字二文字の邦題がいいですね『慕情』とか『哀愁』『追憶』『別離』『望郷』『旅情』などなど好きだなあ。DVD探してみます。ありがとうございます。
by YumYum (2007-09-02 15:53) 

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