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JBLエベレスト、聴き比べ [JAZZとオーディオ]

「2006大阪ハイエンドオーディオショウ」へ行ってきました。
ハートンホテル心斎橋の1階〜10階の会議室、客室を利用してのオーディオショウで、晴れやかな大型ディスプレイもなければ、きれいなコンパニオンもいないという、いたって質素かつマニアックなオーディオイベントである。

でも、いくつかあるオーディオ、AV関連のイベントの中では、一番好きな催し。
一日、たっぷり楽しませてもらいました。

純粋に「ピュアオーディオ」を楽しむ方々が三々五々集まってきます。
今年の目玉はなんといっても、JBLの新スピーカーでしょうか。



アキュフェーズの部屋とハーマンの部屋にそれぞれ設置されており、アキュはアキュで、ハーマンはハルクロでデモを行っていました。
やはり、皆、この部屋へと集まってきます。

評論家の先生によるイベントもありましたが、
この日の一番は最後に行われた「6社共同イベント」

ハーマンインターナショナル、アクシス、アキュフェーズ、ラックスマン
エレクトリ、ノアの6社と評論家の柳沢功力先生が入ります。

今回の趣向は、話題の新型スピーカー「JBLエベレスト」を同じディスク(曲)で、違う5つのパワーアンプをそれぞれ切り替えて、聴き比べをしてみようというもの。ちなみに、プリとプレーヤーも固定。
実際、発売されて間もないスピーカーなので、最も相性のよいアンプがなんであるかは誰もよくわからない状態。マニアが泣いて喜びそうな企画である。

以下は、その詳細です。

ディスクは、
1.スウェーデンのメゾ・ソプラノ歌手、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターがABBAのヒット曲をとりあげたアルバム。『I LET THE MUSIC SPEAK』
これで、声、ボーカルを聴く。

2.アルフレッド・ブレンデルのシューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調《ます》
これで、弦とピアノの音を聴く。

3.トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)の『魔王』
これで、クラシックのボーカルとオーケストラを聴く。

スピーカーは、
JBLの創立60周年記念モデル「Project EVEREST DD66000」
標準仕上モデルは1本315万円

プリアンプは、KRELL(クレル)の「Evolution 202」(250万円)

プレイヤーは、Accuphase(アキュフェーズ)のSACD/CDトランスポート「DP-800」(99万円)+デジタルプロセッサー「DC-801」 (89万円)

ここまでが、固定です。

パワーアンプが以下の五機種。
聴いた時の私見もちょっと入れています。

1.Accuphase(アキュフェーズ)P-7100(115万円)
(125W/8Ω,250W/4Ω)
いささか苦しい感じ、なんとか鳴っているんだけど、楽しくない。

2.LUXMAN(ラックスマン)B-1000f(ペア360万円)モノラルなので2台使用
(250W/8Ω、500W/4Ω)
かなり、にぎやかになってきた。元気のいい鳴りっぷり。

3.PASS(パス)X600.5(ペア260万円)モノラルなので2台使用
(600W /8Ω)
明るく、きめこまやか。ボーカルのねっとりしたリアル感もよく出ている。

4.Ayre(エア)MX-R(ペア265万円)モノラルなので2台使用
(300W / 8Ω、600W / 4Ω)
ちょっとスローな感じで、好みがかなり左右されるかな。

5.Burmester(ブルメスター) 911Mk3(270万円)
(350W+350W/4Ω)
デジダルっぽい。ちょっとバイアスがかかった感じ。

ということで、
すべてを聴き終わった時点で、
評論家の柳沢功力先生がアンコール(良い悪いではなく、あくまで好き嫌いということでしたが、、、)で選んだのは。

Ayre(エア)MX-Rで、エドデ・ワールト指揮、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団。ラフマニノフの交響曲第2番
ゆったり、のびやかなオーケストラのスケール感を満喫!

PASS(パス)X600.5で、カウントベイシーのジャズ、『C.B.エクスプレス』
ホーンのシャワーをいっぱいに浴びせかけられて、気持ちいい!

ハイエンドの楽しさをたっぷり味わえた一日でした。





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