欲張りなJAZZ [└JAZZになったら]
アルバム(CD、レコード)というのは、
そのミュージシャンにとっての作品です。
もちろん、その中の一曲一曲、一演奏、一演奏も作品ですが、
どの曲を選ぶか、どの演奏を選ぶか、どんな順番で収録するか、
全体として、どういうテーマを持たせるのか、
ジャケットはどうするか、ライナーノーツは、などなど様々な要素がからみあって、
ひとつのアルバムはできている。
なので、その中のある曲だけを聴いて、終わり、
というのは、本来の作品の味わい方としては、あまりよろしくない訳です。
でも、何度も聴いている、耳タコCDなんかになると、
自然と、聴きたい曲と、飛ばしたい曲って、出てきますよね。
この、寺島靖国氏は、その典型的な聴き方のようです。
このCDは、3曲目だけ。
このレコードは、2曲目のドラム部分だけ、というような、感じ。
それが、エスカレートして、お気に入りの曲だけをチョイスしたCDを毎年(年末頃に)リリースをするようになったのが、これです。
つまり、基本的に全曲、違うミュージシャン(違うアルバム)からのエントリー。
寺島氏のセンス、うーん。
かなり、独断的ですが、うまく感性に合えば、やみつきになるテイストです。
ちなみに、寺島氏は、東京、吉祥寺にあるジャズ喫茶のオーナーです。
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